1/20(水)長野INDIA live the SKY Acoustic Select Wednesday
お越しいただいた皆さま、行けなかったけど応援したよという皆さま、ありがとうございました!
この日は、なんだかあらためて、ライブというかライブハウスっていいなぁと
噛み締める時間になりました。
感じたことがありすぎて長くなってしまったので
ブログにしたためたいと思いますm(_ _)m
最近読んだ小説「たゆたえども沈まず」(日本人画商とゴッホ兄弟をテーマにした小説)に出てくる「タンギーの店」という画材屋さんがあるのですが、
タンギーという人は、若手の画家が好きで、お金の無い若手画家に絵と引き換えで画材を譲ってあげたり、場所を提供したりして創作活動を応援している人でした。このお店には、ゴッホ以外にもセザンヌ、ルノワール、ゴーギャンなど、後の巨匠達がまだ無名の頃に集まって議論をしたり創作したりしながら、お互いを高めあっていた場所なのです(史実)。
ちょっと大袈裟かもしれませんが、なんだかこの日のSKYはその「タンギーの店」のような感じがしました。
各々が自作の曲たちを持ち寄って、「これどうですか?」と演奏し、それを聴いて「ここのここが素晴らしい!」とか「ここが面白い!すごい!」などと互いに刺激しあって、そしてまた次のライブに向けて自分の中の創作意欲を燃やすのです。
私もその熱を感じて、心の奥がフツフツと燃えるような感覚になりました。
アコデーに出演しているミュージシャンはほとんんどオリジナル曲しか演奏しないのですが、オリジナルの曲って初めて聴く曲ばかりだったり、テレビで流れるような細部まで作り込まれた商用音楽とは違うので、音楽にあまり興味がない人にはちょっと聴きにくいかもしれません。
でも、このオリジナル曲たちには、荒削りな中にもその人の人生や、活きるエネルギーみたいなものがギッシリつまっているのです。音楽の中に眠っているそういう部分を感じて「素晴らしい!」と感動できる感性を私は大事にしたいなと思っていますし、本来の音楽の素晴らしさの根っこはここにあるんじゃないかとさえ思っています。
そういう音楽を持ち寄ってエネルギーを浴びながら楽しむことができる場所がライブハウスなのです。
ライブハウス、行きたくなりませんか?笑
こんな時期なので、正直なところお客さまも少なく、ミュージシャンもお店も
苦しい状況ではありますが、お越しいただいた皆さま、本当に本当にありがとうございました。そして、ミュージシャンに限らず、誰もみんなが辛い思いをしている時期ですが、この先にはきっとこれを乗り越えてきたことで得られる、すんごいものがあるんじゃないかと思います!みんなでがんばりましょう!
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