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  • 執筆者の写真yamy

Oto wo dasu

私はライブで1音を出すときに、その音がどうゆう音であって欲しいかというイメージをして音を出します。

その1音が自分のイメージの理想の音に近づけるよう、発声練習だのなんだのと練習を重ねてきました。(まだまだ理想には近づけないことばかりですが。。。)

そのたった1音、出したらすぐ消えていってしまう物のために、莫大な時間とお金をかけてきています。ばかみたいだけど、そのくらい私の中では1音1音が大事な物なのです。

他のミュージシャンの方もみんなそうだと思っています。

昨日、SKYでPAをやってくれた男の子とその話をしていて

「でもさ、演奏者がどんなに練習して万全に臨んでも、最終的にその音を生かすか殺すかは最後の出口のPAにかかってるよね。PAってすごい責任重いよね〜!」と。

 PAさんが本当に信頼できる人であるかどうかは、音1つ1つを大切に考えられる人かどうかというところと、そこには並々ならぬこだわりを持っているかということが大きいと思っています。

 AKIBA BASEのイベントでは費用に見合わない豪華機材とベテラン職人の方々が腕をふるってくださり、あの音を作ってくれています。それは「演奏者のためにもお客さんのためにも、少しでも良い音を作りたい」という制作サイドからの気持ちなのです。だから演奏する側は絶対手を抜いてはいけないし、その気持ちに応える努力を最大限しなければいけないと思います。それは「上手に失敗なくやる」ということではなくて、その音を出すために、「どのくらい音楽と向き合ってきたか」ということなんだと思います。

(私はそれが充分にできていなかったと感じた回があり、そんな演奏をしてしまった自分が恥ずかしくて恥ずかしくて消えたくなるほど反省しました・・・)

たかが長野市の一角の小さなイベントですが、それでも、みんなそれぞれ自分の音楽を持ち寄って力を尽くせば、その中で切磋琢磨も生まれて、すごいイベントになっていくと思いますし、そういうイベントになって欲しいです。

実は、とあるイベントの主催者から

「お客さんと演者が楽しければ、あまり音響はこだわらなくていいと思います」

と言われ、その方針には賛同できませんということでお誘いいただいたイベントの出演をお断りしました。

音響のこだわりなくして、どうやって音楽を楽しんだらいいのかがわからないのです。いつもいつも最高な設備の中で演奏できるわけではないことは、わかっていますが、それでもその中で最大限に良い状態を作ろうとする努力をしないのでしょうか?

私はこんなに練習してきたのに。。。。と。

もしかしたらお断りしたことで、干されてしまって、全然ライブできなくなるかもしれないと思ったのですが、そしたら、まぁ、その時だなと^^;

信頼できる場所と人はすでにあるので、大丈夫。


そして、ここまで読んでくれたあなたも、きっと私と同じで、音楽沼にはまった

こだわり野郎だと思うので、一緒に良い音楽作っていきましょ^^

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